Negimoe’s blog

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ソラ ソラ シ レ ミ レ〜Andante〜 歩くような速さで

保育園か小学生だったころ

ピアノを習っていた

 

練習をしないから上達しないので

続けられなかったけど

今ならやれる気がする笑

 

その中でたまにふと頭の中に流れてくる曲がある

 

なんて曲だったかなー。

題名のメロディは思い出すのに

曲名が思い浮かばない笑

 

 

とにかく、

Andante(歩くような速さで)」

 

をテーマに演奏するための、練習曲だった。

 

 

その時、ピアノの先生が

曲とテンポについて説明してくれた

 

「音楽はテンポによっても表情を変える事が出来るのよ」って

 

同じ曲でもテンポ(速度)を変えると

違う曲のように聞こえる時がある

 

ここでテンポとは

-----

テンポとは、拍をどれくらいの速さで打つか、ということです。拍を速く打てば1拍の長さは短くなり、拍をゆっくり打てば1拍の長さは長くなります。しかし、拍をどんな速さで打っても、つまりどのテンポでも、1拍は1拍であり、そのことに変わりはありません。

by:Wikipedia 

https://ja.m.wikibooks.org/wiki/テンポ

——

 

ちょっと分かりにくいかな?

テンポを身近に感じやすいのは

エスカレーターで乗ってる人

動かないで上まで上がる人は一定のテンポで上に向かう

歩いていく人は、少し早いテンポで上まで到達する。

 

動いたり、鳴ったりする速さに種類があって、

それがテンポ(速さ)によって、分けられる。

 

そんな感じです。

 

話を戻すと

そのテンポは世の中のいろんなところに存在してて

 

街のテンポ

山のテンポ

海のテンポ

人のテンポ

街のテンポ

 

全てにテンポがあると、最近思うのです。

 

そんなテンポを感じる人はどれくらいいるかな?

 

 

退院してから最初のお買物の時に

あまり体に刺激を与えないように過ごしていたので

 

亀さんのようにゆっくり歩いてたし

商品を選ぶのも、

レジに行くのも、

人の話を聞くのも、

 

ゆっくりしてました。

(いつもは凄く早いの。エスカレーター駆け上がるくらい)

 

そこで、母と一緒に薬局に行ってんだけど

そこの店員さんは

ゼンマイを限界まで巻いた後の機械のように

キビキビ動き、

無駄が無いような動きと喋り方で

お会計をするの。

 

カタカタカタカタカタカタチーン🤖

 

というようなテンポ

早くて、

なんだかこっちがおっとっとーってなる感じ。

 

お会計の時にお財布からお金を出すことすら

ゆっくりしてた私は彼をきっと苛立たせてしまっただろうなと思う瞬間でした。

 

ちょっと妄想を広げると、

マニュアル通りに動く人で

イレギュラーな対応が出来なさそうだなって思う。

 

 

そのあと、時計屋さんに行った。

 

私の近所には時計屋が2つあって、二店舗回った二店舗目で買い物をする事にした。

 

従業員が一人で、ショーケースが4つくらいのあまり大きくないお店だったけど、

 

あんまりお客さんも居なさそうだったので

ショーケースを見ながら

時計の性質について質問しようと声をかけた。

 

何か作業をしてたのか、10分ほど待たされてやっと来てくれた。

 

あっさりと簡単な説明を受けて

購入を検討する

すると、近所のかまっておばあちゃんその1があらわれ、店員さんはノロノロと説明を始める。

 

10分ほどして

やっと終わったと思い、購入したい時計を示して、ラッピングをしてもらうことにした。

 

ここまでで入店から30分である。

一緒にいた母はだんだんイライラしてきて、別のお店に行き時始めた。

さっきの薬局の店員さんとは対極でかなりのローペース。

それでもその時の私は、きっと同じくらいのテンポで動いてたので、ここでは気にしなかった。

 

そしてラッピングの前に、時計の最終調整をしてたら、日本時間の設定が変わっちゃうボタン(?)を押しちゃったらしく、20分待ってくださいと。笑

 

待ちましたとも。笑

 

そして、ラッピングをしてもらってる時、

また近所のおばさまが来て壁掛け時計を買っていった。

ラッピングはなかったのできっとそっちを優先したのだろう。

 

それでもその一人の対応に15分はかかったと思う。

 

その後、流石にこれ以上後回しにされてはいつまでもお家に帰れないと思い、

レジの近くで待つことにした。

 

すると今度はまた近所の構っておばあちゃんその2がきて、目覚まし時計の機能について聴き始める

(ここで構ってとつけるのは、購入は絶対しないであろう雰囲気だったので)

 

店員さんも、それがわかってたのか、少しそっけない返答をするが、それでも5分はかかってた。

 

あーだこーだして、ようやくラッピングに取り掛かって、

お会計までしてようやく、お店を出ることが出来た。

 

今度はとっても、スローテンポで動き接客をする人で、

彼は一生懸命早く動こうとしてるのに、焦って余計空回りしてる感じだった。

 

母はすっかり待ちぼうけになって苛立ちを通り越して呆れてた。

 

その日に起きた出来事はそれだけだったんだけど、

一度に2種類のテンポを目の当たりにして、しかも片方はとっても早く、もう片方はとっても遅い。

 

そしていつもは素通りしちゃう事だけど、

世の中はいろんな[テンポ]が流れてる事に気付いた。

 

 

アップテンポで規則正しく動くモノや

スローテンポでゆったり動くモノ、

 

 

海の近くや、山、穏やかに流れる川のテンポ

街中の横断歩道と、田舎の横断歩道のテンポ

そこに身を置く人たちのテンポ

大きい動物たちのテンポや、小さい動物たちのテンポまでも

 

みんな違う。

 

それは「均一に揃うから美しい」とかではなく、

 

それぞれのテンポに

それぞれの良さがあって

 

人がこのテンポたちを醸し出す時は

それぞれに得意不得意がある

 

それが上手い具合に重なると

心地よかったり、

 

あるいは心地悪かったりする。

 

 

「仕事」

という点から見ると、

以前、私はアップテンポで動き進めるのが得意で、遅い事に苛立ちを感じたり、ストレスを感じたりすることも多々あった。

 

私は一段抜かしで階段を駆け上がるように、

成長するのが好きだった。

 

出来ないことは無いと思ってたし、

軽快で早いテンポで物事進めて行くのが一番良いと思っていたので

ぶっちゃけるとモタモタ、ノロノロしてる人に対して、私は随分冷たかったと思う。(反省中)

 

 

そんな私が、

人それぞれにテンポがあって、

そのそれぞれのテンポが面白い

 

と思うのは

だいぶ画期的な事な気がする。

 

 

テンポについて、

確証はなかったけど、気づきのタネはいっぱいあった。

 

一つは、去年の夏に行った富士山登山の歩くテンポ

 

もう一つは、大事な人との関係性深める間に生まれた 成長のテンポ

 

そして今回、自分が手術という体の一部を切り離した後の療養中に、体が回復してる段階で感じたテンポ。

 

 

身体的だったり、精神的だったり

 

テンポはどこにでも存在してて

良い調和が取れていないと、どこかに不調が現れたりする事もある。

 

だからと言って拒絶すると、今度はそれもノイズになる。

 

 

どんなテンポも

その場その場で楽しめたら良いなと思う。

 

 

出来れば私は Andante のテンポでいたいな。

 

おしまい

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