Negimoe’s blog

ヨガして、踊って、木登りして、 泳いで 、 空中で舞って、 子宮頚がんと平和条約交渉中 の LUFTMENSCH /yoga/dance/climbing a tree/aerial tissue/swimming /cervix cancer

人生のChoice〜序章〜

「あ、私、生き方を変えないと、死んじゃうんだ」

 

そう思ったのは2年前、

偶然受けた子宮頸がん検診で初期の癌が見つかったこと。

2018年の3月でした。

 

 

関わっててくれる人たちに

「初期だから大丈夫でしょ」

「上皮内癌でしょ?友達もなってたけど治るよ」という言葉をかけられると

その状況に置かれていないくせに、何を言ってるんだろう?

と、その瞬間からその人を引いた目で見るようになってしまったり

ドロドロした感情が湧いてしまうこともあった。

 

癌と診断される約半年前2017年の11月ごろ、

私の心は健康ではなくなっていて

「私の周りの大切な人たちが悲しまないで、私が消える方法」

を朝から晩まで、何日も何日も考える日が続いていた。

 

仕事も、家族関係も、リレーションシップも良好なはずだったのに、

 

心は元気が無くなっていて

どうしたらいいのかわからなくなっていた。

 

今覚えば、病んでたな〜

 

知りあいづてに、カウンセリングを紹介してもらい

いろんな話をしていた先に出てきた答えは

 

「生活がしたい。大好きな彼と、自然の中で調和するような穏やかな暮らしがしたい。」

 

 

でした。

 

大学を卒業して、幸運にもインストラクターとして活動させてもらっていたのは

本当に恵まれた環境であったと思うのだけど、

 

食事を作ったり、買い出しをしたり、お洗濯や掃除、家のことなど

「生活」「生きるための活動」はしてこなくて、

 

朝早くに電車で都内に行って何本もレッスンやら打ち合わせをして、

夜は午前様の時間に帰宅。

 

一ヶ月に1日か2日お休みがあればいい方で、

それがずーっとエンドレス。

お休みの時は体が動かなくなるくらい消耗していて、

1日家に引きこもり。

たまに長めのお休みをとって、

彼と旅をしたりしてリフレッシュ

 

これが自分のスタイルだと思っていたし、

期待されていると思うと倍返ししたいという

エンタメ精神で、バリバリ働く自分が好きだった。

 

女性でありながら、戦う女戦士とでも言おうか、

当時の私はキン◯マが付いていたんじゃないかと思うほど

外に出て働くのが好きだった。

 

「だった」というのは

この感覚が過去のものだからです。

 

カウンセリングで出てきた

私の自分のしたいことは「生活がしたい」

これと、

その当時の私の生き方はどうしても結びつけなくて、

 

根本的な解決方法が見いだせないまま通常営業のバリバリ働く生活を送っていたら

 

 

子宮頸がんというピリオドが打たれた。

 

 

これが

「あ、私、生き方を変えなきゃ、死んじゃうんだ」

 

という目が覚めた瞬間でした。

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つづく