Negimoe’s blog

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クローゼットの中身の断捨離と子宮頸部上皮内ガン 切除という断捨離

安静に飽きて来た今日この頃(2日で飽きるw)
一昨日から断捨離ブーム到来して、2日かけてクローゼットを整理してました。

 

衣替えるものや、もう着なくなった服達を黙々と振り分ける作業は瞑想状態なんじゃないかなと思うくらい気持ちが良かったです。

 

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さてさて、手術から一週間
ちょこっと、自分が患った病気について引用しながら整理してみましょう。


以下 子宮頚がん 基礎知識[国立ガン研究センター]HP

https://ganjoho.jp/public/cancer/cervix_uteri/print.html

より 引用
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【子宮について】
子宮は全体として中が空洞の西洋梨の形をしています。球形に近い形の体部は胎児の宿る部分であり、下方に続く部分は細長く、その先は腟へと突出しています。この部分が頸部で、腟の方から見ると奥の突き当たりに頸部の一部が見えます。その中央には子宮の内腔に続く入り口があり、この入り口を外子宮口(がいしきゅうこう)とよんでいます。
図1 子宮と周囲の臓器

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copyright


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↑すっごくわかりやすい図解ですね。
この臓器画像が全身あったらいいなー...

 

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【子宮頸がんとは】
婦人科のがんで最も多い子宮がんには、「子宮頸がん」と「子宮体がん」があります。
「子宮体がん」は子宮内膜がんともよばれ、胎児を育てる子宮体部の内側にある子宮内膜から発生します。
一方、「子宮頸がん」は、子宮の入り口の子宮頸部とよばれる部分から発生します。子宮の入り口付近に発生することが多いので、普通の婦人科の診察で観察や検査がしやすいため、発見されやすいがんです。

また、早期に発見すれば比較的治療しやすく予後のよいがんですが、進行すると治療が難しいことから、早期発見が極めて重要といえます。

 

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私の場合もこの早期発見で治療する事が出来ました。

 

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【発生要因】
子宮頸がんの発生には、その多くにヒトパピローマウイルス(HPV:Human Papillomavirus)の感染が関連しています。HPVは、性交渉で感染することが知られているウイルスです。子宮頸がんの患者さんの90%以上からHPVが検出されることが知られています。

HPV感染そのものはまれではなく、感染しても、多くの場合、症状のないうちにHPVが排除されると考えられています。HPVが排除されず感染が続くと、一部に子宮頸がんの前がん病変や子宮頸がんが発生すると考えられています。また喫煙も、子宮頸がんの危険因子であることがわかっています。

HPVには複数の型がありますが、最近、一部の型のHPV感染を予防できるワクチンが使用可能になっています。たとえ、ワクチン接種を受けた場合であっても、定期的に子宮頸がん検診を受けることが大切です。

 

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この部分について、多くはとってもデリケートな話ではあると思うんですが、
というか話したくない事でもあるので、
多くの子宮頚がん経験者の方はあまり打ち明けることが出来ないようです。

この世界で生きている私達は、女性器である子宮、あるいは、男性器を持って産まれてくる。
そんな中、子宮は生命誕生の鍵を握っている大事な、大事な臓器であるので、
女の人はもちろん、男の人にも...
人なら誰しも知ってて欲しい部分だと思いました。

性感染症とはまた違うのかなぁ、、、?
似てると思いますが、一部の資料には皮膚と皮膚の接触、HPV感染した手で肛門や陰部に触れても感染する可能性はあるそう。


大切な事だからこそ、正しい知識で知っておきたいですね。
(一部参照しているものなので、詳しくはHPをご覧ください。)

 

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【子宮頸がん検診】
子宮頸がん検診は、科学的な方法により、がん検診として効果があると評価されており、検診の実施による死亡率の減少が明らかになっています。20歳以上の女性では、2年に1回、細胞診による子宮頸がん検診の受診が推奨されています。


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私は2年前に近所の産婦人科で市からのお知らせが来たタイミングで定期検診を受けに行ってました。
その時は「異常なし」でした。

主治医の先生によると、
感染してもすぐ発症しない場合(潜伏)する事もあり、2年以内に検診受けていて、そこで問題がなくても、発症する事もあるそうです。

 

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【症状】
子宮頸がんは、異形成(いけいせい)という前がん状態を経てがん化することが知られており、がん細胞に進行する前に、正常でない細胞(異型細胞というがん細胞になる前の細胞)の状態を細胞診という検査で見つけることができます。つまり、無症状の時から婦人科の診察や集団検診などで早めに発見することが可能です。

初期の子宮頸がんは、普通は全く症状がありません。特に症状がなくても、20歳を過ぎたら、2年に1回子宮がんの検診を受けることが勧められています。

月経中でないときや性行為の際に出血したり、普段と違うおりものが増える、月経血の量が増えたり月経期間が長引くなど気に掛かる症状があるときは、ためらわずに早めに受診することで早期発見につながります。早期に発見することができれば、子宮頸がんは比較的予後のよいがんです。


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私はホルモンのバランスの影響でもともとが生理不順なので、自覚症状が全くありませんでした。

ただ、2ヶ月生理が遅れていて、
不正出血があったのを、たまたま妹に相談したら
「病院行きなよ」勧められたのがきっかけで
近所の産婦人科で受診。
早い段階で発見する事が出来ました。

病院に行くのがあまり好きではない私にとって、この一言を言ってくれた妹は命の恩人です。

 

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【がんの診療の流れ】
この図は、がんの「受診」から「経過観察」への流れです。大まかでも、流れがみえると心にゆとりが生まれます。ゆとりは、医師とのコミュニケーションを後押ししてくれるでしょう。あなたらしく過ごすためにお役立てください。

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がんの疑い

「体調がおかしいな」と思ったまま、放っておかないでください。なるべく受診しましょう。

受診

受診のきっかけや、気になっていること、症状など、何でも担当医に伝えてください。メモをしておくと整理できます。いくつかの検査の予定や次の診察日が決まります。

検査・診断

検査が続いたり、結果が出るまで時間がかかることもあります。担当医から検査結果や診断について説明があります。検査や診断についてよく理解しておくことは、治療法を選択する際に大切です。理解できないことは、繰り返し質問しましょう。

治療法の選択

がんや体の状態に合わせて、担当医は治療方針を説明します。ひとりで悩まずに、担当医と家族、周りの方と話し合ってください。あなたの希望に合った方法を見つけましょう。

治療

治療が始まります。治療中、困ったことやつらいこと、小さなことでも構いませんので、気が付いたことは担当医や看護師、薬剤師に話してください。よい解決方法が見つかるかもしれません。

経過観察 治療後の体調の変化やがんの再発がないかなどを確認するために、しばらくの間、通院します。検査を行うこともあります。
受診と相談の勧め
がんという病気は、患者さんごとに症状のあらわれ方が異なります。また、症状がなく検診でがんの疑いがあると言われることもあります。何か気にかかる症状があるときや、詳しい検査が必要と言われたときには、医療機関を受診してください。疑問や不安を抱きながらも問題ないとご自身で判断したり、何か見つかることを怖がって、受診を控えたりすることのないようにしましょう。受診して医師の診察を受け、症状の原因を詳しく調べることで、問題がないことを確認できたり、早期診断に結び付いたりすることがあります。

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【がんと言われたとき】
がんという診断は誰にとってもよい知らせではありません。ひどくショックを受けて、「何かの間違いではないか」「何で自分が」などと考えるのは自然な感情です。

病気がどのくらい進んでいるのか、果たして治るのか、治療費はどれくらいかかるのか、家族に負担や心配をかけたくない…、人それぞれ悩みは尽きません。気持ちが落ち込んでしまうのも当然です。しかし、あまり思い詰めてしまっては、心にも体にもよくありません。

この一大事を乗りきるためには、がんと向き合い、現実的かつ具体的に考えて行動していく必要があります。そこで、まずは次の2つを心がけてみませんか。

【1)情報を集めましょう】
まず、自分の病気についてよく知ることです。担当医は最大の情報源です。担当医と話すときには、あなたが信頼する人にも同席してもらうといいでしょう。わからないことは遠慮なく質問してください。また、あなたが集めた情報が正しいかどうかを、あなたの担当医に確認することも大切です。

「知識は力なり」。正しい知識は、あなたの考えをまとめるときに役に立ちます。

【2)病気に対する心構えを決めましょう】
大きな病気になると、積極的に治療に向き合う人、治るという固い信念を持って臨む人、なるようにしかならないと受け止める人などいろいろです。どれがよいということはなく、その人なりの心構えでよいのです。そのためには、あなたが自分の病気のことをよく知っていることが大切です。病状や治療方針、今後の見通しなどについて担当医からよく説明を受け、いつでも率直に話し合い、その都度十分に納得した上で、病気に向き合うことに尽きるでしょう。

情報不足は、不安と悲観的な想像を生み出すばかりです。あなたが自分の病状について理解した上で治療に取り組みたいと考えていることを、担当医や家族に伝えるようにしましょう。

お互いが率直に話し合うことが、お互いの信頼関係を強いものにし、しっかりと支え合うことにつながります。

 

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この心構えが、治療を始めるまでの期間とっても揺れ動いた部分です。

仕事の都合上、直接関わる人たちには早く打ち明けなきゃと思い、細胞診後の結果がわかりさらに細かい組織診という検査をする段階で一部に打ち明けました。
(検査については下記を参照ください。)

そして、主治医の先生に
組織診を行なった段階で「手術か、経過観察なんらかの治療が必要になって来ると思っててください」と言われ


これは一人で抱えきれないなーと思い。
ブログを書いて公開しました。
家族、彼、友人、仕事仲間、私と親しくなってくれている方たちみんなが応援してくれてて、
この病気の経験者の方たちからもたくさんアドバイスを頂きました。

そして、私にとって、家族にとって一番良い方法は何かな?
と考え、手術という治療に踏み切りました。


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上で少し書いた検査についてです。

【検査】
がん検診のときは通常細胞診のみを行いますが、細胞診の結果がんが疑われたときには、精密検査として組織診、コルポスコープ診を行います。

がんの広がりをみる検査としては、内診、直腸診、超音波検査、CT検査、MRI検査などがあります。また膀胱鏡検査、直腸鏡検査、尿路検査などが行われることもあります。

[1)細胞診]
がん細胞は、正常の細胞と異なった形や色合いをしています。がんの部分からこすりとった細胞や、がんから落ちてきたものをガラス板に塗り、色素で染めて顕微鏡で見ると、がん細胞を見つけることができます。この診断法は細胞診とよばれ、いくつかあるがんを診断する検査法の中でも、非常に重要な方法です。

頸部がんは、前述したように外子宮口の付近から発生することが多いため、この部分を綿棒、ブラシ、またはヘラのような器具でこすって細胞を採取し、顕微鏡で正常な細胞かどうかを確認します。この検査で生じる痛みは、通常それほど強いものではありません。

[2)組織診]
細胞診で異常があった場合は、がんが疑われる部分から小さな組織を切り取り、標本をつくって顕微鏡で観察して診断(組織診)します。子宮頸がんであることの確定診断に用います。この検査では、痛みを感じたり、出血したりする場合があります。

組織診は、外来にて実施可能です。
採取する組織が小さいので、上皮内がんかそれより進行したがんか、または上皮内がんにもなっていない状態かを鑑別するのが困難なことがあり、何回か組織診を行うこともあります。

時には、「円錐切除術」とよばれる方法で組織診を行うこともあります。この場合は、入院する必要があります。


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私は近所の産婦人科でまず細胞診行いました。
一週間ほどで結果がわかり、
さらに詳しい検査をするため大学病院へ行きました。

次に 組織診で子宮頸部の一部を3箇所ほど切り取り検査。
これも一週間ほどで結果がわかりました。

そして、【子宮頸部上皮内ガン】という病気だという事が判明しました。

現在この段階での治療法は経過観察もしくは手術です。

 

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【病期(ステージ)】
病期とは、がんの進行の程度を示す言葉で、英語をそのまま用いてStage(ステージ)ともいいます。医師による説明などでは、「ステージ」という言葉が使われることが多いかもしれません。病期には、ローマ数字が使われ、がんの大きさだけではなく、粘膜内にがんがどの程度深く入っているか、リンパ節転移や肺などの遠隔臓器への転移があるかどうかで、
I期(IA[IA1、IA2]、IB[IB1、IB2])、
II期(IIA[IIA1、IIA2]、IIB)、
III期(IIIA、IIIB)、
IV期(IVA、IVB)に分類されています。

子宮頸がんの治療は、がんの病期や年齢、合併症の有無など、患者さんのそれぞれの病状に応じて選択されます。

子宮頸がんの臨床病期と治療

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copyright

日本婦人科腫瘍学会編「子宮頸癌治療ガイドライン 2011年版」(金原出版)より作成


子宮頸がんは、病変が上皮とよばれる表面の層のみにとどまる段階で発見すれば、完治する可能性が極めて高いがんであり、子宮頸部を一部切除し、子宮を残すこともできます。


【病期(ステージ)別治療】
子宮頸がんの治療は、がんの病期(ステージ)や年齢、合併症の有無など患者さんのそれぞれの状態に応じて選択されます。

1)IA1期
次の治療のいずれかが選択されます。
 ・子宮頸部円錐切除術
 ・単純子宮全摘出術
 ・準広汎子宮全摘出術(+リンパ節郭清)


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※他のステージ&治療方のついては省略します。
私はこの 0期又は、IA1期という診断でした。


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【手術(外科治療)】
早期子宮頸がんの一般的な治療法は、手術です。
がんの広がりによって、手術の方法(術式)が変わります。
がんのある子宮頸部の組織を円錐(えんすい)状に切除する方法(円錐切除術)や、
子宮を切除する単純子宮全摘出術
子宮と腟、基靭帯(きじんたい)の一部を切除する準広汎(じゅんこうはん)子宮全摘出術や、
子宮・腟の一部や基靭帯、さらにリンパ節を取り除く広汎子宮全摘出術などがあります。

将来、妊娠を希望する場合は、十分に担当医と話し合って納得した上で治療を受けることが大切です。

1)円錐切除術
がんのある子宮の頸部組織を円錐状に切除します。主に、診断の確認のために行われますが、異形成(いけいせい)や上皮内がんの場合は治療としても行います。

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※他の手術の説明については省略します。
詳しくはHPにて。

私は
「どこまで進行しているのかわからないけど、おそらく初期の段階です。」
と言われました。
上記にもありますが、円錐切除術を行い現在どこまで進行しているのかを病理検査しています。

この手術が治療としての成果になるかもしれないし、どれくらい進行しているのかを、確認するものでもあるので、2泊3日の比較的手軽な入院と手術ではありましたが、とても重要なステップであるようですね。

結果は二週間ほどかかるそうです。


2月の中頃からここまでまだ1ヶ月と少ししか経っていませんが、

この出来事が私の人生観や価値観、
沢山の方たちに支えられてる事を改めて教えてくれたこと、
気付けたことの方が大きい変化だったと
気持ちの終着点が見えてきたように思います。


子宮頚がんは決して、
珍しい病気ではなくなりつつある病気で
女性であれば、誰もが成りうる病気です。

女性だけでなく、男性も
正しい知識、情報を理解した上で
パートナーや家族と関わりを深めて行っていただけたら嬉しいです。


私のようなフリーランスの仕事をしてても、
定期検診はもちろん、毎年の健康診断又は人間ドックなど、
自分だけでは判断しきれない身体の健康について
この記事を読んでくださってる皆さんが少しでも意識を向けて、
定期的に検診を受けに行ってくださる事を切に願っています。


最後に、
病気になって情緒不安定に泣きじゃくってしまう私を暖かく包んでくれた家族と彼に心から感謝しています。

いつも、いつも、、

ありがとう♡